支笏湖は、湖の景色を楽しむことができますが、こちらは火山地帯で、
恵庭岳を初めとして周辺エリアの登山を楽しむことができます。
またそれだけでなく、火山地帯で形成された群生した「苔」を見ることができます。
いくつか、お写真をご紹介しますね!
あまり多くの方に知られておりませんが、支笏湖周辺の樽前山麓にも火山岩が堆積しており、
その岩場が、長い年月を経けて土石流で削られた「苔の洞門」があります。
入り口は紋別橋周辺にあり、徒歩で森の中を約15分程進んでいくと、苔がびっしり生えた洞門に到着します。
そのまま、さらに奥の方に入っていくと特徴的な「エビ苔」も見ることができます。
↑エビ苔の外観
エビ苔だけではなく、その他の苔も自生しております。
苔が自生する条件としては、
①日陰
②岩場
③湿っている所
の3つの条件が重なると苔が生えてくると言われています。
そもそも苔は、植物か?カビなどと同じ菌類なのか?と、疑問を持たれがちですが、
実は、植物の一種です。
そのため、細胞の中には葉緑体があり、太陽の光を浴びることで光合成をし、
自分で養分を作り出すことができます。
一般的な植物は、種から芽を出して繁殖しますが、一方で苔は、胞子を飛ばして増えます。
また苔は、一般的な植物やシダ類が持っている、水や養分を運ぶための維管束がないことも特徴の1つです。
まとめると、苔の特徴は
①光合成をする
②胞子で繁殖する
③維管束がない
と言えます。
苔は基本的に年中見れますが、冬は雪に埋もれていてあまり多くを眺めることができません。
また苔は一般的な植物に比べ、サイズも小さいことから、ルーペを持っていくことをオススメします。
さらに、きり吹きを持っていくと、クシャと縮んで乾いている部分を広げることができます。
雪のないシーズンで、ルーペ・きり吹きを携帯していくと快適な苔回廊の散歩ができますね🎵
私達、オーシャンデイズの方でもこちらの「苔の回廊ツアー」を実施しておりますので
興味のある方は、この空間で癒されましょうね。
ぜひ、お待ちしております!