【今回のテーマ:ヒメマス】
支笏湖の名物といえば、ヒメマスですよね!
ヒメマスは、北海道ではアイヌ語から由来して「チップ」と呼ばれることが多いです。
1894年に、阿寒湖から移入され、長年の増殖事業の中で個体数を増加し、
現在では、すっかりと支笏湖の名物になっております。
外観のお写真をご紹介しますね!
こちらの湖では、捕獲できる期間が限られておりまして、
6~8月の間のみ、釣りによる漁をすることができます。
そのため支笏湖では、生の刺身で食べることができるのが、その3ヶ月間限定となります。
ヒメマスは海に降りることはなく、生涯を淡水で過ごし、
寿命を迎えるまでのおおよそ4年間は、支笏湖の中で生息しております。
支笏湖は、日本の湖の中で水質No.1を11年も連続で獲得してきた場所になります。
水温も年中低く、洗練された水の中で育ったヒメマスは、川魚特有の臭みが一切なく、
脂も適度に含んでおり、食べ応えがあります。
生態としては、ヒマメスは冷水性の魚で、適水温は10~13℃と言われています。
季節や、その時の水温に応じて生息する水深を変え、群れを成して回遊する性質があります。
食性としては、雑食性で、稚魚期はミジンコやユスリカの幼虫などの
動物プランクトンを食べて育ちます。
成魚になると、昆虫や小型の淡水魚を捕食するようになります。
生息地は支笏湖だけでなく、原産の阿寒湖とチミケップ湖を始めとして、
放流によって増殖した、青森県の十和田湖、栃木県の中禅寺湖、
山梨県の西湖、本栖湖にも生息しており、釣り人から人気を集めています。
塩焼き、刺身、フライ、ムニエルにして振る舞われることが多いですが、
支笏湖産のヒメマスは素材そのものが良質ですので、どの調理方法でも
その旨さを十分に実感できるはずです。
支笏湖は、風景やカヤック等のアクティビティを楽しむだけではなく、
この地ならではの魚料理を堪能することもできますね♫
新千歳空港からのアクセスも抜群に良いので、北海道にお越しの際は是非とも、
足を運んでみて下さいね。